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2009年 07月 23日
毎年パリに降り立ち、
まずはそこで数日、友人達に会ったり、 パリを散歩したり。 そしてラボールへと行き、 またパリへ戻り数日というパターンが多いので、 一週間はゆっくりパリを見て周る時間を作るようにしています。 パリを離れて今年でちょうど10年。 あれから冬のパリは訪れていません。 いつも来るのは、 子ども達の、一年で一番長いヴァカンスのある、 夏。 夏のパリは本当に気持ちがいい。 冷たい雨の多い、暗い秋冬春(ひっくるめて冬と呼びたいくらいの・・・) そんなスッキリしない季節が長く続いた後の、 夏のパリはスカッと晴れる日が多く、 しかも日もうーんと長くて、 とてもすがすがしいのです。 毎回、セーヌの景色を見る度に、 「なんて美しい街なんだろう」 と溜め息がでます。 住んでいた時もそう。 パリはそこらじゅうに絵になる所がありますが、 特に、 フランス語学校へ毎朝通うのに、 このポンヌフをバスで渡ると、 「あぁ、美しい街だなぁ。」 「こんなにも美しい街に暮らせるチャンスをもらっているのは、 なんてラッキーなことなんだろう。」 と感じるのでした。 今でも、 パリに来ると必ず行く所のひとつが、 フランスならではの、 その数も豊富な 「美術館」。 パリ時代からいろいろな美術館や展示会を見て 周りましたが、今は娘達と一緒に「芸術」に触れたくて、 楽しみたくて、 行きます。 昨年は、下の娘がゴッホの絵の事を学校で習った ので、オルセー美術館へ本物のゴッホの絵を見に。 後は、私の希望で近代美術を見たくて、 ポンピドゥー近代美術館へも。 こういう規模の大きな美術館で、 子ども達が集中して見るのは、 経験から言って最初の一時間が勝負・・・笑。 なので、最初に何を見るか、 見たいかを厳選して、 周ります。 その後はベンチに座って待っていたり・・・ でもそんな待っている間も、 芸術品に囲まれた中に座りながら 二人でひそひそ話しているので、 何かを感じ取っているのでは・・・ と思います・・・ いや、思いたいです・笑。 そして、 今年は、数年前にセーヌ河沿いに建てられた、 「musée du quai Branly 」へ。 世界のプリミティヴアート・原始美術の、 美術館です。 出来てから数年は混みすぎて、 入るのに長い列を成していたので、 今回やっと実現。 元々、こういう力強い原始美術はとても魅かれるの で、とても興味はあるのですが、 アフリカ・オセアニア・アメリカなど、 世界中から収集されたアートを楽しめるここは、 その高い評判通り、 とても見ごたえのある美術館でした。 そしてもうひとつ、必ず行くところ、 教会。 私も夫もクリスチャンではなく、 一定の宗教も信じていません。 ただ、 こういう昔からの、 人々の祈りの場所、 神聖なる場所である、 教会、 神社、 寺院、 モスク、 など、 聖なる気が流れているところは、 宗教を超えて、 とても魅かれます。 フランスはカトリックの国なので、 至る所に教会、 小さなチャペルがありますし、 地方の街や村も、 そのほとんどは 教会を中心に街が設計されています。 無数の教会があるパリ、 その中でも、 毎年必ず訪れたくなるところ、 「ノートルダム大聖堂」 初めてパリへと来たとき、夫の友人カップルと、雨がしとしと 降る中、夜のノートルダムの前で待ち合わせをしていました。 私にはどこで待ち合わせと言っていなかった夫。 しんと静まり返った、誰もいない広場に着くと 夫が、 「ここがノートルダム大聖堂だよ。」 傘を上げると、 そこには、 夜の照明に浮かび上がり、そびえ立つ ノートルダム大聖堂が。 その、 あまりにも壮厳な佇まいに、 怖くなってしまうぐらいの存在感に、 ただただ鳥肌が立ち、 身震いを覚えました。 およそ800年も前から、多くの人々の祈りの場所となっている、 そしてその祈り、想いを受け入れてきた、 この大聖堂は、 ひと際、崇高な聖なる気を漂わせています。 その素晴らしいゴシック建築、 バラ窓を始めとするステンドグラスの数々。 その全てが芸術作品としても価値の高い、 宗教画、彫刻、等・・・。 それらすべて、もちろん素晴らしいのですが、 そんな素晴らしい芸術を、 歴史をも感じながら、 ここに流れている、 天までそのまま繋がっているかのような、 神聖な気、 ここまでの「気」が流れている教会は そうはないように思います。 一歩足を踏み入れると、 ピリッと張りつめた厳かな空気に気持ちが引き締まります。 素晴らしいステンドグラスが織り成す、 幾重にも重なる光の色、 正面奥の十字架。 そして、それと向かい合うように、鎮座する 「ノートルダム」 「我らが貴婦人」を意味する、 聖母マリア像。 お祈りにきた人々の祈り・想いをこめて点けられた、 無数の揺れるロウソクの灯、 静かに流れる聖歌。 ここに在る、 目に見えるもの、 見えないもの、 全てが融合して、 「聖なる気」 を創り出している・・・、 とても心地よい「気」を。 ここに来ると、しばらく座って、 この心地いい「気」を味わいます。 夏のパリは外国からの観光客がとても多く、 このノートルダムへ入るのにも長い列を成しています。 内部も大多数が観光客です。 パリの中でも一番の観光名所と言われるところですから、 記念写真を撮るのに一生懸命な人々、 ガイドブックを読みながら、歴史的な事だけを見て、 ここに流れる「気」を感じずに帰っていく人達も たくさん見かけます。 教会なのに、 なんだか「ざわざわ」さえしています。 でも、 そんな中に身をおきながらも、 ちょっとチャンネルを変えると、 フワリとその空間から抜け、 心がスッと落ち着きます。 とても心地良い「気」。 敢えて耳を傾けなければ聴こえないぐらいの、 静かに流れる、 聖歌を聴きながら。 パリのノートルダムは間違いなく、 この街でもひと際強いパワーを放っている、 パワースポットだと感じる瞬間です。 バンコクへ戻りました。 我が家のある場所へ帰ると やはり落ち着きます。
by creation_bkk
| 2009-07-23 18:04
| 旅
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