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2015年 09月 17日
フランスの旅の続きです。 ブルターニュの後は パリへ帰る途中のノルマンディーへ寄りました。 パリの北西に位置する、 英仏海峡に面した地方です。 絵本からそのまま出てきた様な かわいらしいお家が 多くみられます。 そして緑が美しい牧草地が広がる田園風景も ノルマンディーならでは。 雨が多く夏でもちょっと肌寒い位の気候は、 やはり同じような気候の イギリスの田園風景ともすごく似ていて、 この地方はリンゴの産地でもあり、 リンゴから作られる 発泡酒・シードルや 蒸留酒・カルヴァドスが 特産物です。 こちらはシードルのシャトー。 製造過程を見物できます。 シードルやカルヴァドスを テイスティングしながら選ぶことができるカーヴが 至るところにあります。 そしてカマンベールやポンレヴェックなど 有名なチーズが作られている地方でもあり、 現地でいただくチーズは発酵具合といい、 香りといい最高です・・。 そして今回、Camenbert村から近いところに 夫の東京駐在時代の親友のご実家があり、 ちょうどヴァカンスで滞在中という事で お昼ごはんにと呼んで下さいました。 こちらは奥さまの方のご実家なのですが、 今年90歳を迎えた彼女のお母さまの曾祖父にあたる方は、 ナポレオン政権時代の海軍トップの方だったそうで。 遥か向こうに見える森も、 そして360度見渡す限りが この一族の所有なのだそうで、 あまりの規模の大きさに目まいがしました^^ 床、壁、天井が総木張りの図書室には 曾祖父の方や 先祖代々の方々の肖像画が。 フランスではこうして 写真の技術が無かった時代の 先祖の遺影が、 肖像画として残っているお宅も多いです。 この図書室は、 革で装丁された古書が 螺旋階段で上がった二階部分にも 四方の壁一面に所蔵されているのですが、 まさに歴史建造物で、 宮殿やお城の見物でしか訪れたことのない趣の空間で、 本当に壮観でした。 乳牛もたくさん放牧されているのですが、 小屋には 生まれて数ヶ月にこんなカワイイ子牛たちが!
新鮮な牛乳で自家製チーズなども作っているのだそうです。 ロバも☆ 美しい馬も何頭か。 こんなところを駆け抜けたら気持ちいいいだろうな・・ 子ども達にとっても、 ちょっとした社会科見学で^^ 友人達は、以前東京に転勤で2年程住み、 その後はフランスへ戻ったのですが 今回久しぶりに大きくなった子ども達にも会えて とても嬉しい再会でした。 こんな素晴らしいシャトーにお住まいだけれど、 実はこういう所に暮らしている方達の 暮らしぶりは 決して金銭的な贅沢はせず とても質素に生活されていて、 代々受け継がれてきたものを大切に 普段の生活で使う・・ フランスではよく思うのですが、 大切なものが何かを知っている、 余計なモノは要らない、 本当の豊かさを分かっているのだなと このお宅にお邪魔して 改めて感じました。 今回はノルマンディーのほんの一部だけ行きましたが、 パリから1時間と言えば行けるこの地方には、 まだまだ素晴らしい場所がたくさんあります。 英仏海峡は長い砂浜が続く美しい海岸もあれば、 断崖や荒地が続く海岸線も ブルターニュのそれと少し似ていて、 素晴らしい景観ですし、 内陸の牧草風景や かわいらしい街並みも 一見の価値ありです。 フランスにご旅行を考えていらっしゃって、 パリからあまり遠出はできないという方にも ノルマンディーは おススメのところです☆ この後はパリへ。 行く度にその美しさに魅了される街。
by creation_bkk
| 2015-09-17 21:13
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